築48年の自社ビル 再生プロジェクトブログ

水回り部分の増築について

皆様、こんにちは。

本ビルのリノベーションでは、一部増築を行っています。
今回は増築に至る経緯と工事の様子をお話します。

まず、既存建物には検査済証がなく、現況を調査すると現在の法律を満たしていないことが分かりました。
一番の問題は、指定建蔽率をオーバーしており、面積の調整が必要だったことでした。
ファサードについても検討をおこなった結果、正面道路側を減築することになりました。
既存建物は共同住宅のつくりの為、事務所としての使い勝手を考えると共用部に
水回りをまとめるのが良いと考え、増築可能な面積内で中庭部分を増築し、
WCや給湯室などの水回りをまとめる計画としました。

図1

図2

↑増築部分の既存の状態
図3

↑解体中の様子
図4
↑解体後、足場が建った様子
図5
↑床の配筋の様子
図6

図1 (6)

↑内装工事中の様子

図8
↑工事完了

水回りを増築部分にまとめることで、施工上の無理をなくし、
機能面も向上することが出来ました。

設計1部 中牟田