築48年の自社ビル 再生プロジェクトブログ

打診検査

皆さん、こんにちは。
設計1部の林です。

舞鶴DSビルは解体工事が進んでおり、
先日は今後の外壁工事に向けて、足場が建ってからの正確な打診検査が行われました。

打診検査とは、打診用のハンマーもしくは打診棒と呼ばれるもので、
既存外壁のモルタルやタイルを叩き、その浮きを検査し、補修箇所・方法を確認するものです。

今回は打診棒を使って行いました。
打診棒の先端の球体を壁面上で転がしたり、割れない程度の力加減で叩いたりして、
音を聞いていきます。
RIMG1667

(打診棒で検査中)
軽いカラカラとした異音があれば、外壁が浮いている可能性があります。
その後、特定した浮きの範囲をマーキングすることで、浮いている箇所を可視化します。

RIMG1655

(浮き部分をマーキングしたところ)

打診検査は、きちんと行い、補修箇所を確認することで、
万が一、外壁の剥落等による第三者(歩行者等)への危害を防ぐことも大きな目的としています。

しっかり検査を行った上で、対策をとり、安全で安心な建物にしたいと思います。