こんにちは、構造設計部の中里です。

今回は現在計画が進行している「本妙寺仁王門」の紹介をさせて頂きます。

熊本県熊本市西区にあります本妙寺の仁王門は、大正9年に竣工された鉄筋コンクリート造で、
当時の建造物としては大変珍しく国登録有形文化財とされています。
私が初めて実物を見た際には、その存在感に圧倒されました。

(仁王門外観 調査用に仮設が組まれています。)

2016年に熊本地震により被災しており、現在は通行止めとなっています。
安全上撤去する案も検討されましたが、地震被害の修復及び地震に対して安全に補強を行う
計画にて現在検討を進めています。

先日も関係寺院や地元住民代表へ計画概要の説明会も行い、現在は調査を行っております。
説明会の内容は新聞記事に掲載されました。

201203_国登録有形文化財 本妙寺仁王門 修復へ
(2020年12月3日 熊本日日新聞朝刊)

今後の経過報告等もこのブログにて皆様にご報告できればと思います。