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人生は選択の連続である

2019.12.13

冬です。

いよいよ寒くなりました。

すっかり冬の空模様となり、自転車で通勤していると手が凍えるため手袋は必須、ジャケットは前もしっかり首まで留めないと前に走れない季節です。
そんな走る黒達磨ルート一直線なこの季節ですが、私個人としてはある重要な選択を迫られる季節でもあります。

私は構造設計部の社員として傳設計に加わった(実際名刺の肩書きは今も構造設計部です)わけですが、入社当初から本職を離れて意匠設計のデスクで計画の仕事をしています。これは社長より頂いた粋な計らいであり、「構造設計をやる以前にまず建築そのものについて学ばなければならない」という考えの基、入社前に提案をいただいたものです。
これは大きな企業ではなかなかできない、柔軟かつ有意義な提案だと思ったのでこれを快諾。それから一年間意匠設計の部署に入ることを決め、こうして働いてきました。

 

―――そう。
その“一年間“が、あと三ヶ月で終わろうとしているのです。

 

意匠と構造(とみかん)が入り混じるデスク

 

要するに、「1年と割り切って構造に移る」か「更に学ぶために意匠設計にいる期間を延ばす」か、という大事な選択のリミットが近づいているということです。

設計部での経験は間違いなく将来の業務に活かされることと思いますし、この先三ヶ月でも多くのことを学べるのだろうと確信していますが、やはり本業は構造設計です。
「やっぱり意匠に鞍替えを・・・」なんて無責任なことは言いません。というか恐らく社長が許しません。

 

“―――Life is a series of choices.(人生は選択の連続である)”

 

劇作家ウィリアム・シェイクスピアの作品『ハムレット』中のハムレット王の台詞・・・・・・と言われていますが、原文にこういった記述はどこにも無いそうです。
ともあれこの台詞が的を射ていることは疑いようも無く、また、人生において積み上げてきた数多の選択が人の道を創りあげる事は間違いありません。

せめて選択に後悔の無きよう、しっかり未来を見据えたいと思います。

 

構造設計部 松岡将太