DEN BLOG

いつまでも変わらない場所

2019.12.06

こんにちは。設計部の倉原です。

沖縄での監理業務を終え、12月に本社に復帰しました。
福岡の気温に慣れず、少々風邪気味の今日この頃です。
さて、今回は「神社」について、お話しようと思います。

突然ですが、皆さんは神社には行かれますか。
年に数回行くか行かないかだと思います。
最近聞いた話によると、神社界では数年前程から御朱印集めがブームになっているらしいです。
(かく言う私も御朱印帳を持っています)

私は神社に縁がありまして、
私の祖父母の家のすぐ近くに神社があり、そこの境内で夏場はよく遊んでいました。
それが私の原風景です。

【▲私の原風景】

神社は、とても古くからそこに存在しています。
実際には戦火等で消失している例もありますが、
それでもまた再建し、同じ場所に立地しています。

都市的にみると、神社というのは、
時代の変化に対して”抵抗力”がある場所、つまり『いつまでも変わらない場所』
だと言えると思います。

祖父やご先祖様と過ごした時代は違いますが、同じ空間を過ごしています。
そう考えると、神社って本当にすごいと思いませんか。感慨深いですよね。(語彙力がありませんが。。)

神社とはある意味、究極の建築の形なのではないかと思います。
それは、”再び建つ”という意味においてです。
たとえ戦火や災害で消失しても、そこに存在する意味がある限り、再び建ちます。
古くは社を拠り所にして集落が形成されたり、地域に対して重要な位置づけとされていました。
だからこそ、今までもこれからも残っていくのだろうと思います。

神社には到底かないませんが、自分が設計する際は、10年後・50年後・100年先まで時間軸を意識しながら、建物以外のことも含め、大きな視野で業務に励みたいと思います。

また、最近の話をしますと、11月末に波上宮という沖縄の神社に行きました。
波上宮は、琉球瓦の社殿造りとなっており、沖縄の風土を取り入れた特徴ある神社となっています。(写真は撮り忘れました。)
きっと、各地の神社も多かれ少なかれ風土が反映されていると思うので、そうした点に注目しながら探訪していきたいと思います。

【▲波上宮の御朱印です】

神社はとても奥が深いです。
ぜひ皆さんも神社に行ってみてはいかがでしょうか。

倉原