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楽しいクリスマスを迎えるために

2018.12.13

こんにちは。設計2部の田です。

12月になりましたが、ククリスマスイメージリスマスの準備はいかがですか?私は子供の頃毎年心待ちにしていたので、これから自分の子供には思い出がいっぱい詰まったクリスマスになるように色々やってあげたいと考えています。

とはいえ、年末年始は仕事も忙しいので、現実は厳しいです。プライベートのためにも、出来るだけ振り回されないように、効率的にやっていきたいと思って、仕事に向っています。

これは親の下心でもあります()。今某学校の体育館実施設計をしております。学校の要望をヒアリングし、学校側の使い方、運営状況などを把握したうえで、技術的なアドバイスをして、学校と共同認識できて設計を完了させるという理想的な形に持って行きたいと思います。そのプロセス中でもっとも一番大事なことの一つは予算内に納めることです。勿論、それはわれわれ技術者がコントロールしなければならないですけど。ヒアリングの時に学校関係者に常に金銭感覚を持ってもらうのはとっても大事だと思います。例えば、体育館2階のギャラリーの使い方によって、設計内容が全然違います。

・観戦で使用する場合は延べ面積に算入し、構造上その荷重を見込んで、小梁を設けることになります。また、ギャラリーの幅は1.5M~2.0Mになり、消防器具もその範囲をカバーできるように配慮が必要です。避難ルートの配慮も入ります。

・観戦で使用しない場合は学校関係者が普段立ち入らないものとし、カーテンなど閉める時だけメンテナンスする通路としての扱いです。延べ面積に算入しません。構造上ほとんど小梁は設けなくてよい、ギャラリーの幅は1M以下で、消防器具はその範囲をカバーする必要もありません。避難も考えなくていいです。

両者は建設費用が全然違うので、学校関係者に説明したところ、年の2回地域開放より試合観戦程度なら、わざわざギャラリーを使用しなくてもいいという判断でした。予算は違うところに回してもらいたいと学校側から申し出がありました。これによって、設計の方針が決まり、余計な話し合いも減らせます。

 このように設計を進め、昨日の打合せで学校側の最終承認をもらいました。親の下心を丸見えですが、今年も楽しいクリスマスを迎えるように頑張ります。