よいものは古くなっても、良い。 2018.12.03 DEN BLOG 木枯らしが吹きすさぶころとなりましたが、皆様いかがお過ごしですか。 プロ野球界はストーブリーグが例年になく盛り上がっていますが、 わたしの贔屓は毎年のように別れの季節となります。(もちろん今年も。。) さて、今回は「建築の別れ」について筆を執ることにします。 建築の別れとなると、「解体」といったところでしょうか。ここ日本では 長い間、建てては壊し、また建てては壊す。といったいわゆる 「スクラップ・アンド・ビルド」という新築至上主義が一般的でした。 しかし、近年は既存住宅の空き家が増加しており、住宅供給過多の状態にあります。 少子高齢化や人口減少が今後加速していくなかでこれは非常によろしくありません。 そこで頭角を現してきたのが、「リノベーション」です。 リノベーションとは、既存建物に新たな価値を与え、再生することを指します。 例えば某・○○良品さんが古くなった団地を改装して現在のライフスタイルに合わせて、 さわやかな賃料で貸し出したりしています。これは空き家、すなわち価値が極めて下がったもの を改装等によって新たな機能や価値をプラスし、現代の人々が住まう。 まさにWIN-WINな結果と言えるでしょう。 さらにはリノベーションの流れは、非住宅にも波及しており、現に当自社ビルも リノベーション工事まっただ中であります。こちらは別の機会にお知らせできたらと思います。 このように今あるものを再利用し、活用することに関して残念ながら日本は遅れていると 言われています。ですが、古くなってもよいものは変わらず良いのです。 ものを大切にすることで愛着もわいてきます。この先、1世代、2世代と本当の寿命が来る まで大切に引き継いでいってほしいと個人的には思います。 設計1部 石戸谷 楽しいクリスマスを迎えるために 入社して5年 一覧に戻る