お家に入ってくる花粉が心配なら「全熱交換器」 2024.03.27 DEN BLOG 皆様こんにちは。構造設計部の姜です。3月下旬となりましたが、皆様にとって3月はどのようなイメージでしょうか。韓国では、3月が入学シーズンであり、すでに新学期などが始まっている時期ですが、日本は3月が卒業シーズンであり、韓国と比べ、一ヶ月ずれているので若干の余裕を感じる私です。 しかし、ずれていないことがあります。それは花粉の季節であることです。韓国でも花粉症でかなり大変であった私ですが、来日して今の季節になると桜の満開の楽しみより花粉症の心配が大きくなります。 私は、今の時期になるとできるだけ窓を開けて換気することは避けております。しかし、室内空気の質を考えると新鮮な外気を周期的に入れるのが重要でもあります。新鮮な外気も欲しい上、花粉の心配も減らせる方法の一つとして全熱交換器を用いた室内換気方法を話したいと思います。 全熱交換器を簡単に説明しますと、室内の給気と排気いずれも機械設備で行うことができるように作られたものです。例えば冬に温めた室内空気や夏に冷やした室内空気をそのまま室外に排気するのではなく、外気を室内に給気する時に空気の熱を使うことで、冬の冷たい外気や夏の暑い外気による室内の温度変化を抑えることができる設備です。そのため、室内の温度変化が小さくなり、室内の温度を維持するための電力消費量なども減らせるので省エネにも繋がります。 図1-全熱交換器の仕組みイメージ 図2-全熱交換器の実物写真 このように機械で給気も排気もコントロールすることができるため、外気と一緒に入ってくる花粉も全熱交換器で抑えられることができます。全熱交換器に付けるフィルターは、花粉の除去率が99%以上※となるものが多く、花粉が含まれた外気が入ってくる心配もせず、新鮮な外気を室内に取り入れることができます。 ※:全熱交換器専用高性能花粉フィルターを付けた場合 弊社で最近リリースした「プルミエール」という分譲住宅には24時間換気システム(全熱交換器)が設備される仕様となっております。もし、ご興味をお持ちになる方はぜひ「プルミエール」のサイトもご覧ください。 ▼ 「プルミエール」ページアドレス https://www.dens.co.jp/premiere/kasumigaoka3/ 雨端について 仕事を見つめ直す 一覧に戻る