省エネのポイント② 2023.03.18 DEN BLOG こんにちは。設計部の林田です。 前回のブログでも建物の省エネルギー化について書いたのですが、 みなさま建物の省エネルギーといえば何を思い浮かべますか? 「断熱」といった言葉を思い浮かべた方いらっしゃるかと思います。 夏涼しく、冬暖かいといった理想的な室内環境を実現するためには、 外気からの熱を断つ「断熱」は重要な役割をしています。 建物の省エネルギー化のためには、 断熱性能の向上と、前回ブログにしたエアコンなどの消費エネルギーの削減がポイントになります。 先日省エネルギーに関する計算を行っていたところ、不思議なことがありました。 断熱性能向上のために断熱材の量を増やしたにもかかわらず、 省エネルギー計算の数値が悪くなったのです。 原因を探ってみると、断熱材が過剰になっており、外からの日射熱が入らず、 暖房に掛かるエネルギー量が増えてしまっていることが原因でした。 単に断熱材を増やせばいいということではなく、 適切な断熱材の種類や位置、量を検討することが重要なようです。 断熱は意匠設計において建物の仕様に大きく関わることなので、 設計段階できちんと検討を行っていきたいと思います。 設計部 林田 歩道橋からの景色 監理という仕事 一覧に戻る