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完了検査

2022.05.09

こんにちは。設計部の永沼です。

写真を載せていますが、この張り紙は部屋の仕上げと天井高さを表示しています。
当日は建物の完了検査で、監理として立会いました。

私は、検査官の質問に答える立場、図面を持ち歩いていましたが、
これを見て思わず写真を撮りました。
張り紙は、業者さんが自主的に行っており、
全ての諸室に掲示されていました。
この部屋はどうなっているのか一目で
わかります。とてもわかり易い。

検査官からすると、見ればすぐに分かる、業者さんのやる気も感じる、丁寧に仕事をしている、
これでは、大きな間違いはないだろう、、などプラスの要素しかありません。

業者さんからすると、
準備と見せ方。

段取り八分(はちぶ)」とは、仕事に取りかかる下準備が完全にできていれば、仕事の8割は終わったようなもの
前準備を行い、検査に望んでいます。言わずもがなですね。

もう一つは、どのように表現すれば相手がわかりやすいか。
図面を持ち歩いて内容を口頭で説明するのではなく、見やすい張り紙をするアイデア。
昔図面を書いたときに、”わかりにくい、お前だけがわかってもしょうがないんぞ”と先輩におこられた記憶があります。
その時は反発しましたが、今は腑に落ちて鮮明に覚えている。
今は、自分本位の表現ではなく、相手がどのように表現すればわかりやすいかを
念頭にいれて表現をするように心がけています。

この検査は無事問題もなく終了し、気持ちよく帰宅できました。
色々を気付かされた、一日でした。