沖縄の気候と建築の工夫 2022.05.20 DEN BLOG みなさんこんにちは。 業務の都合で沖縄に転勤して来月で1年が経とうとしています。 構造設計部の八尋です。 こちらに来て早々にギラギラ夏本番の沖縄と 舐めてかかって風邪を引きかけた真冬の沖縄も経験し、 福岡とは異なる気候や文化に新鮮な刺激を受けながら日々業務に臨んでおります。 休日にはよくドライブをするのですが、 職業柄、どうしても建築物が気になって見てしまいます。 昔ながらの木造平屋建てに赤瓦やコンクリート瓦の民家も見かけますが、 比較的新しい建物は民家も含めて鉄筋コンクリート造が広く普及しています。 昨年、沖縄の夏は日差しが何よりも強烈と感じたのですが、 気候に対応しつつ気持ちよく過ごすために 大きく張り出した庇や花ブロックで日射を防ぎつつ風は通し、 伝統的な素焼きの赤瓦や壁面緑化の植物から水が蒸発するときの気化熱で 建物から熱を逃がすといった建築の工夫があらゆる建物でみられ、 合理的でとても面白いといつも思います。 また、公共施設やリゾートホテルなど大規模な建物では 屋外空間をうまく取り入れようとする建築の仕掛けとして ダイナミックな吹き抜けや屋上庭園を取り入れているところもあり そういった場所を探検するような気持ちで体感しに行くことも趣味のひとつになっています。 写真は沖縄本島恩納町のムーンビーチホテルの吹き抜け空間です。 最上部に屋根はなく、陽光と雨がそのまま降り注ぎ、心地よい風が吹き抜けます。 沖縄もまだまだ梅雨ですが、明ければまた夏本番ですね。 withコロナで、暑さにも気を付けて皆様もご自愛くださいませ。 八尋 時間の大切さ 完了検査 一覧に戻る