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学科Ⅱ 環境・設備 温熱環境から紐解くサウナ

2022.02.18

皆さま、こんにちは。設計部の安長と申します。
入社して約1年となりますが、先輩方に支えてもらいながら、日々奮闘しております。

私のリフレッシュ方法はサウナに入ることですが、ある日ふと、サウナの温度計を確認すると、100℃という数字を指しておりました。
100℃表示のお湯に触れると、火傷をしますが、サウナ室の中では火傷をしません。
これは、熱伝導率、つまり”熱の伝わりやすさ”が空気と水で異なるからです。空気は水よりも熱伝導率が小さいため、100℃のサウナ室でも火傷をしないという訳です。

さらに、建築の材料においても、金属>コンクリート>板ガラス>木材の順で、熱伝導率に違いがあります。
サウナ室が木材で構成されていることが多いのも、熱伝導率が他の材料よりも小さく、ヒトが触れてもやけどをしない設計配慮があります。

昨年の10月から通っている資格学校の知識が大好きなサウナの事象にも繋がってきました。
学科試験まで残り約150日ですが、資格取得に全力で取組みたいと思います。