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積極性のバランス

2021.04.16

構造設計部の松岡です。

現在自分は沖縄に長期出張しておりますが、沖縄という新たな環境の中で福岡とは違う楽しみ方で充実した生活を過ごしております。新しい環境に変わってもう少し苦労するかと思っていましたが、人間というものは中々しぶとく出来ているものだと感じる次第です。

さて、今回は本社の方で新入社員が入ったという事もあるので、仕事の中でふと思った事を書き連ねようかと。
今回は超マジメです。

「失敗を恐れるな」「何事にも積極的に飛び込め」

新社会人に対して必ずひとりはするであろうアドバイスです。
ですが自分としてはこの考え方は少々無茶かなと思っています。
積極性が空回りして自分のキャパを超えて仕事を請け負ってしまうと、残業続きで体を壊す事が十分あり得ます。また、どんな状況であれ仕事を引き受けた以上はそれを果たす責任が発生します。「他の業務をやってて出来ませんでした」というのは通用しないのです。
今持っている仕事量などときちんと相談して、無理そうなら断るのも立派な選択です。引き受けた後で出来ませんでしたと言うよりも頼まれた時点で断るほうが頼む側にとっても良いはずです。
一方、来る仕事を片っ端から断っているとろくなことにならないのは明白です。
両者のバランスを高いレベルで取っていくのが、社会で生きるうえでのコツみたいなものなのかなと感じます。
もっとも、仕事を断るべきでないタイミングが存在するのが人間社会の難しいところなのですがね

知識経験不足の新入社員にとって、高確率で何かしらのミスをし、何かしらのお小言を言われてしまうのはほぼ確定的。それを覚悟した上で、それでも積極的に前へ出るのは心の負担が凄まじく、勇気の要る事です。しかし、その四苦八苦の中で得られるものは先の業務で必ず活きてくるものばかりだと断言できます。
自分の力量や精神状態などと相談しながら、日々の仕事に取り組んで言ってほしい。
以上が、自分が沖縄から新入社員に送るメッセージです。