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2021年!

2021.01.15

こんにちは。構造設計部1年目の福冨です。
本年も改めまして、よろしくお願いいたします。

年末年始はどうすごされたでしょうか。
例年とは違う過ごし方をされた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。
年が明け、仕事初めだった先週は、日本全国が大寒波に見舞われ福岡には雪が積もりました。
昨年の4月に鹿児島から引っ越してきた私としては、福岡の寒さが身に染みます。
鹿児島では、雪よりも灰が降る日が多かったですからね…

この雪ですが、建物を建てる際にも重要な要素になってきます。
というわけで、今回は雪などの建物を設計する際の重量についてお話したいと思います。

皆様は建物を設計する際の重量…つまり、荷重についてどれくらい知っていますか?
荷重が大きくなると柱が太くなりそう!地震の時にすぐ壊れそう!
これらのイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。

設計の際には、長期と短期という二つの種類の力について計算します。
ざっくり言うと、長期は建物自体や載っている物の重量、
短期は地震や風を受けた際の力を言います。

この計算の時には、雪も荷重の種類の一つになります。
日本には、雪が多く降る地域とあまり降らない地域があります。
雪が多く降る地域では、屋根に多くの雪が積もるため長期と短期両方で積雪重量を考慮して計算を行います。
一方であまり雪が降らない地域では、雪が降っても屋根に長期間載っていることが無いので、短期のみで計算を行います。
地域ごとに適切に荷重を考慮して計算することが必要です。
こうした多くの要因を考慮して計算することで、安全な建物ができているのです。

構造設計部 福冨

余談ですが、雪が積もったのが久しぶりだったので、思わずはしゃいでしまいました。
今年はより季節感のある冬となりましたね!