裏側を知る 2015.02.06 DEN BLOG こんにちは。 まだまだ春の兆しがないにも関わらず、2月4日が立春だったことに疑問を感じております、設計1部の成尾です。早いものであと2ヶ月もしないうちに入社2年目突入です! さて、私は先日、某小学校の給食調理室の設計業務の納品を行いました。 規模としては平屋建てで、決して大きい建物ではありませんが、検討すべき点は多く存在します。 やはり食品を扱うため衛生面には気を付けなければなりません。 調理関係の部屋への出入りの前には必ず手や肘を洗える状態するなどの様々な規定があり、きれいな部屋と汚れてもいい部屋を明確にしなければなりません。 また、もちろん火気も使用しますので、もしもの時に燃え広がらないように区画したり、避難用の設備を設置するなど、建築基準法だけでなく、消防法も絡んできます。消防法は建築基準法とは別の基準があり、建築基準法をクリアできたからと言って、消防法までクリアできないのが建築の難しいところです。 今回は動線(人や物の動くルート)の検討も苦労しました。 従業員や児童の動線はもちろんですが、食材の動線も検討する必要があります。 食材の動線と言っても、さらに肉・魚、野菜、米や、焼き物、揚げ物、和え物という分け方が存在し、それぞれの動線を明確にしなければなりません。 ↑やはり給食室といえば回転釜! 給食室を設計するのにこういった苦労がたくさんあると知って、あの頃何も考えずに食べていた給食がものすごくありがたいものに感じてきました・・・ 多くの人に利用される建物の表側だけでなく裏側も知ることができるので設計はおもしろいです!! k.naruo プロポーザル特定されました! <2016年卒新卒採用>社屋案内 Part 3 一覧に戻る