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「BELS申請」について

2024.11.22

こんにちは。設計部一年目の吉村です。11月を感じさせない気温が続いていた中、急激に気温が変化しました。皆様体調には十分お気を付け下さい。
冬が好きな私は、ようやく冬が来たと歓喜すると同時に、朝は布団から出るのが憂鬱で複雑な感情になっています。

さて、今回はBELS申請とそれに係る省エネの動きについても少しお話をしていこうと思います。
BELS申請とは、建築物省エネルギー性能表示制度のこと言い、建築物の省エネルギー性能の評価及び表示を機関が公正かつ適確に実施することを目的とした、第三者による評価のことです。
BELSの評価はBEI値という、設計一次エネルギー消費量を基準一次エネルギー消費量で除した値(BEI)を基に算出された★の数で、住宅・非住宅の建物のエネルギー消費性能を示しております。

2050年にはカーボンニュートラルの実現に向けて
【①2025年4月に省エネ基準適合義務化(建築確認には適合が必須になること)】
【②2030年には新築される建築物についてはZEH・ZEB水準の省エネ性能を確保】
【③2050年には既存建築物を含めた全体平均で、ZEH・ZEB水準の省エネ性能を確保をする】といった取り組みが行われようとしています。

BELSの評価を得るには、省エネ基準を満たしている必要性があります。
BELSの評価を受ける事で、
【①専門的な知識が無い方でも★の数等で建物のエネルギー消費性能が分かる】
【②不動産価値の上昇】
【③ZEHやZEB水準の建物の場合は補助金の申請が可能になる】などメリットが多々あります。
前述した2050年カーボンニュートラルの実現の取り組みでZEHやZEBといった省エネルギー(エネルギー消費を抑える)や創エネルギー(太陽光発電等でエネルギーを創る)といった建物が顕著になっていきます。

BELSの評価制度については省エネと密接な関係にあり、今回お話ししたのはほんの一部になりますので、詳細が気になる方は下記URLをご参照ください。
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/bels/bels.html(一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 BELS(建築物省エネルギー性能表示制度について))

※カーボンニュートラル・・・温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることです。
※ZEH(ゼッチ)・・・「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」
※ZEB(ゼブ)とは・・・「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)」
ZEH(ゼッチ)とZEB(ゼブ)は住宅か非住宅かの違いになります。