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もしもの時のため備える。「耐震診断」

2023.11.17

こんにちは。(안녕하세요!)構造設計部の姜です。
私は今年入社したのですが、気づけば11月ということで、時間の経つ早さにおどろかされています。
時間が経つことを感じる場面は他にも色々あると思います。いとこの成長や母親が還暦を迎えることに気づいた時、
「いつの間にこんなに時間が経ったの!」という感情が湧いてきます。
そんな思いで私が最も安心できる自分の家を見ていると、先日コンクリートのひび割れがたくさん入っていることに
気づきました。家も私と同様に歳をとっているということです。
「いつまでも安全で安心できる場所であってほしい」と思いますが、私が健康診断を受けたり、ケガの治療などのため病院に行ったりして、健康な生活が維持できているように、建物も「耐震診断」という方法で建物の耐震性能を確認し、必要に応じて補強も行います。

実は、直近で初めて「耐震診断」業務に携わることができたので、そのことについてお話します。
耐震診断業務の流れは大まかに次の通りです。(鉄筋コンクリート造を例に挙げます。)
➀既存の図面や計算書などの精査及び耐震診断方法の選定
(耐震診断基準による「第1次診断法・第2次診断法・第3次診断法」)
➁予備調査、現地調査(図面照合、劣化調査、材料調査など)
③耐震診断
④耐震診断結果の報告書まとめ

※耐震診断を通して耐震性能が不足していると判断した場合には補強計画を提案します。補強計画だけでは補強工事はできないため、
補強計画の後に補強設計を行う必要があります。

現在私は、対象建物の➁の現地調査及び材料調査の結果の確認まで行い、③の耐震診断を始めたところです。
現地調査では、事前に図面の内容をしっかり頭に入れて現地に行きましたが、図面と実状が異なっている箇所がありました。
私は大変焦りましたが、先輩たちの冷静な判断と行動で解決していく姿を見て感銘を受けました。
私も「どうしよう」で終わるのではなく「どうすればよいか」から解決方法を見つけ出せるように経験と知識をどんどん身に付けていきます。

弊社のホームページに「耐震診断」というカテゴリを設けております。
「耐震診断」に関して分かりやすく理解して頂ける内容です。
興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

イメージは去年の私の筋肉及び体脂肪などの簡略な診断(InBody測定)結果です。