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冬の建築工事

2023.01.13

あけましておめでとうございます。
新年の挨拶と通常の挨拶の切り替えタイミングに毎年困惑する構造設計部の福冨です。
1月の第二週までは新年の挨拶で間違いないと思いますが、第三週に入ると非常に悩みどころです。
このようなことを避けるために、新年の挨拶周りがあるのでしょうか。(おそらく違う)

さて、1月ということで気温も低くなっております。
年末の急激な気温低下に比べると暖かい日が続いていますが、最低気温が1桁の日が珍しくはない今日この頃です。
そんな気温ですが、施工中の建物においては性能に関わることが多々あります。

例えばコンクリートについては、打設日の平均気温が4℃以下になることが予想される場合には
寒中コンクリートとしての扱いが必要となり、養生時に凍結しないように温度管理する必要があります。
また、空気量や水セメント比などコンクリートの配合も普通コンクリートとは違う制限を受けます。

溶接工事については気温が-5℃未満の場合は溶接が出来なくなり、
-5℃以上5℃未満の場合は、必要な範囲を適切に余熱した上で工事する必要があります。

今回は気温が低い場合の例を出しましたが、気温が高すぎても悪影響はあります。
興味があるかたは是非調べてみてください。
私自身も寒さへの適切な対応をして、この冬を元気に乗り切りたいと思います。

写真は本社近くで夜に撮ったものです。
冬は空気が澄んでいるので、月が非常にきれいに見えますね!(街灯に紛れていますが…)