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現場で思うこと

2020.11.21

設計部の永沼です。
現在、たまたま傳設計で設計した建物を監理する仕事に携わっています。
建物は、受変電施設で鉄筋コンクリート平屋です。
規模は大きくはないので、どのようにして施工されていくのかわかりやすい。
先日1階のスラブコンクリート打設がありました。
今後は、壁型枠建て込み→壁配筋→壁型枠返し→スラブ型枠→スラブ梁配筋→R階スラブコンクリート打設
などなど、ようやくですが順番も見えてきました。
R階のスラブコンクリートは12月の上旬となりそうです。
周りをみると、同じ敷地内でL型擁壁の配筋を行っています。
土木の範疇ですが、配筋が建築と全然違います。規準書は統一してほしいと感じます。
現場では、建築・設備・土木業者さんと定例会議があります。
ここで工事の調整を行います。現場ヤード内で場所の確保、各工事のタイミング、各業者さんがケンカをしないように
現場がスムーズに行われるように話し合いをします。大事な会議です。
建設業はたくさんの人がそれぞれの分野で動いています。
現場ではお互いの協力なしには、工事はスムーズに完成できません。
工事のお手本となる図面、設計図書は、なおさら調整のとれたものであったほうがよいと思います。
現場は、設計の不具合をカバーするところではありません。
設計をしていると、ここは現場でなんとかしてもらえるだろうと思うシーンが多々あると思います。
そこです。しっかりと設計したいところです。
今監理している受変電施設は図面がしっかりしています。竣工が楽しみです。


ホテルムーンビーチ(1975竣工 国場幸房氏設計)
2020年夏見学