台風とカーポート 2020.10.09 DEN BLOG みなさんこんにちは。設計部の仲田です。 現在発生している台風14号の影響はいかがでしょうか。幸い本社のある福岡ではほぼ影響は出ておりませんが、今日明日と台風の接近する地域にお住いの方はくれぐれもご注意下さい。 先月の台風では、我が家にもいくつか影響があったのですが、その中でも特に大変だったのが、タイトルにもあるようにカーポートです。 我が家は築30年以上の戸建て、駐車場にはそれは年季の入った角波折版屋根のカーポートが設置されています。 何年か前の台風の際に、この折半屋根が風にあおられて飛ぶという被害が発生しました。 幸い、近隣等に当たる被害は出なかったものの、破片をあつめるのも大変な状況でした。 先月訪れた台風10号という大型台風に備え、カーポートへの対策を調べた内容と、またどのような対策を行ったかを共有させて頂こうと思います。 1.カーポート周辺の物の撤去 風であおられて飛ばされたものが、カーポートにあたり屋根材を破損させる事を防ぐのが目的です。 ただ、自分の家の周りだけだと限界がある気がします。どこから何が飛んでくるか予想できないのが台風なので… 2.重りで補強してカーポート本体の損傷を防ぐ こちらは片持ちタイプのカーポートへの対策です。支柱が無い側に重りをつるしたり、地盤面とロープで固定するなどして風のあおりに対しての補強を行います。ただ、屋根材を固定するわけではないので、周辺への被害防止には効果的ではありません。 3.カーポートの屋根を金属製に変える カーポートは一般的にポリカーボネート板という半透明の部材が使用されます。軽く、光も入りますが強度が低い為、強度の高い金属製の鋼板に変えるという方法です。この方法は金額もかかり、駐車場が暗くなるというデメリットがありますが、屋根材の破損には効果的です。 4.屋根材を外してしまう。 一時的に屋根材を外してしまう方法です。カーポート材は意外と簡易なボルトで固定されている為、取り外しが可能です。 取り外しの手間はかかりますし、保管をしておく場所も必要になります。また、慣れない人は業者にお願いした方が安全です。 上記4項目が私が調べた案でした。これを踏まえた上で、屋根の修理を専門的に扱う業者さんにも相談をし対策を行ったのが、 4.屋根材を外してしまうという方法です。 理由はいくつかありますが、一番の理由は業者さんに教えて頂いた「カーポートの屋根はある程度の力がかかると外れる様に出来てる」という事です。 例えば、屋根全体を囲う様にネットをかけたり、ロープで縛ったりすると、カーポート本体が課損して飛んで行ってしまう恐れがあるそうです。重さも強度もある本体が破損し飛んでいくよりも、軽く強度の低いポリカーボネートの屋根材が飛ぶ方が被害が小さいため、そのような補強の仕方は絶対にしてはいけないとの事です。 【屋根を外したカーポート】 もう少しして台風が落ち着いたら、復旧予定です。 今年はもう終盤ですが、来年以降の対策の際に参考なれば幸いです! たまにはリフレッシュを! 「怪我」を「功名」に変えるチカラ 一覧に戻る