電磁波シールド 2019.11.09 DEN BLOG 皆様こんにちは、設計部の中牟田です。 11月に入ってから急に寒くなり、天神ではもうイルミネーションが見られ 冬が近づいてきたなあと実感しています。 さて7月から関西地方某案件の担当をしています。 解体・新設あわせて6棟、なかなかのボリュームです。 先々月から打合せ・協議などで行く機会も増え、 最近は関西の方との電話のやりとりがほとんどなので関西弁も聞きなれてきました。 (実は大阪生まれです。) 本物件の中で電磁波シールド措置が必要な部屋があります。 電磁波シールドとは、電子機器から発生する電磁ノイズ(不要電波)が 他の電子機器に障害を与えないよう、建物間や部屋間の電磁波を減衰させ影響を回避することです。 電磁波シールドの材料、工法はいくつか種類がありますが、 今回はシールド措置を下記のスケッチのように行っています。 赤色記載はシールド工事部分です。 床、壁、天井(今回はスラブ面)にシールド層、シールド層貫通部はシールド措置が 必要です。壁はシールド層の上にクリアランスを設け軽鉄下地をたて、床はシールド層の上に シンダーコンクリートを施すことで保護をしています。天井は今回はスラブ下に シールド層をまわしていますが、天井仕上部に施工することも可能です。 また建具、電気・通信配線、ダクトなどもそれぞれシールド措置が必要になります。 弊社は用途に特化した設計事務所ではなく、 官公庁・民間、新築・改修、様々な用途の物件の設計を行っているので物件ごとに 初めての内容や経験が出てくるように感じます。 それぞれの物件で得た経験を部内で共有し、少しずつ知識の幅を広げていければと思います。 設計部 中牟田 本格的な冬に向けて 働き手の選択 一覧に戻る