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ラーメン構造と壁式構造

2018.11.02

こんにちは。構造設計部の城戸です。

業務内で建物構造の違いについて考える機会があったので、

今回は建物の構造の話を簡単にしてみたいと思います。

タイトルにもありますが、ラーメン構造と壁式構造についてです。

ラーメン構造のラーメンはドイツ語で額縁という意味があり、

柱と梁の骨組みで建物を支える構造です。

壁などを比較的自由に配置できるので、空間を広く取ることができます。

最近よく耳にするリノベーションもおこないやすいです。

しかし、柱や梁は壁の厚みよりももちろん大きいので、壁に凹凸ができてしまいます。

一方、壁式構造は主に壁で建物を支えます。

建物内部の壁も建物を支えているので厚みがあり、断熱性や防音性などに優れています。

四方が厚い壁で囲まれているので地震でも壊れにくく、柱や梁がないので壁がすっきりします。

その代わり、強い壁なので扉や窓を大きく取ったり、

部屋を広くするために壁を取り壊して後から手を加えたりすることは難しいです。

外観でどちらの構造か判断するのは難しいことが多いので、

郵便受けによく入っている住宅会社のチラシの間取りを見た時などに、

どちらの構造なのかという点に着目して見てみると、また面白いかもしれません。

 

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 (この建物はどちらの構造なのか・・・)