DEN BLOG

工場の現場監理2

2016.05.02

こんにちは。
設計2部で構造設計を行っている白水です。

前回のブログに引き続き、構造設計・監理まで行っている鉄骨造2階建て
延べ面積3,500㎡程度の建物(工場の新築)について紹介します。

構造上の特徴として、桁行方向はブレース架構、張間方向はラーメン架構の建物です。

張間方向の梁は、スパン(柱間)が32.9mと大きいため、鉄骨大梁に「むくり」を
つけています。

 ※「むくり」とは、荷重に対してたわみが発生しないように、あらかじめ反らせる
  加工方法のこと

下記の写真で分かるように見た目ではほとんど分かりません。

現場建方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RIMG9284

 

 

 

 

 

↑製品検査

現在は、躯体まで出来上がっていますので、7月末の竣工に向けて監理を行っています。

工事監理を行っていて思うことは、図面をどのように描けば現場が分かりやすいのか、
また施工をやりやすいのかということです。

設計を行っているだけでは、気づかない点が多くあります。

今回の現場でも、鉄骨の納まりでいろいろと勉強になりましたので、今後に活かして
いきたいと思います。