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ヘリテージマネージャー

2015.11.27

こんにちは。 設計1部の川西です。

 

皆さんは、「ヘリテージマネージャー」という言葉をご存知ですか。

『ヘリテージ(Heritage)』は『遺産』、『マネージャー(Manager)』は『やりくりする者』

という意味です。

これだけでは何のことか分からないですよね。

別名「歴史文化遺産保全活用推進員」ともいい、社会的に認められた建築の専門家(建築士等)で、

さらに歴史文化遺産の保全活用の手法を修得した者のことです。

 

最近はそのヘリテージマネージャー養成講習会の演習課題の為に、

弊社の近所に位置する香椎宮の頓宮[※]について、

建物の特徴や歴史等を色々と調べています。

その中で、興味深かったことについて紹介します。

 

香椎宮本宮と頓宮には、複雑な屋根形状をなす「香椎造(かしいづくり)」が採用されています。

「香椎造」はこの2つの建物固有のもので、ここだけにしかないものとされています。

「~造」といえば、「寝殿造」や「書院造」等、歴史的に重要、かつ、

特徴的な建築様式に名付けられています。

こんなに身近な所に、「~造」があったなんて!

と、ちょっと感動しました。

 

 外観

 

身近な歴史的建造物について調べてみると、

新しい発見や感動に出会えるかもしれませんので、皆さんも是非!

 

[※]・・・別称、仮宮・御旅所。神幸祭の際、御神体(神輿)が一時的に休憩または宿泊する場所。