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木造

2015.10.19

こんにちは。設計2部の古賀です。

先日、一級建築士の製図試験を受けてきました。結果はともかく、学科試験前から続いた長い試験勉強を一旦終えほっとしています。

 さて、現在私は、木造(在来軸組構法)の構造設計を行っています。在来軸組構法は日本の伝統的な工法で、水平力(地震力・風圧力)を、筋交い、耐力壁で負担します。また、水平力を筋交い等にしっかり伝達させるため、筋交いと柱などをつなぎとめる金物は非常に重要となり、適切な選択をする必要があります。壁を部分的に強くしすぎると接合部や床面が壊れてしまうため、いかにバランスよく壁を配置できるかが重要であり頭を悩ませるポイントでもあります。

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平成22年には「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されたり、平成25年には林野庁による「木材利用ポイント事業(ポイント申請受付終了)」がスタートする等、現在、地域の木材利用が呼びかけられ、より木造建築物が注目されていくなか、私もいつか木造の大空間を要した建築の設計ができるよう、日々勉強していきたいと思います。