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現場監理での対応

2015.08.21

こんにちは
傳設計 設計1部 梅原です。

まだまだ暑い日が続き、夏が早く終わらないかと日々思っています。
そんな中、昨日ついに高校野球の夏が終わりました。東海大相模の選手たち優勝おめでとうございます。
予選から頑張ってきた他校の選手たちもお疲れ様でした。また来年が楽しみです!
あと、かなり大型の台風が近づいてきているようなので、みなさん気を付けて下さい。

先日、私が監理している某庁舎耐震改修設計の現場進捗確認と打合せに行ってきました。
現場進捗確認では壁・梁の増設箇所の配筋検査や、屋上防水の撤去・仮防水の状況確認を主に行い、一カ所の問題点を処理してきました。

今回の屋上防水改修では既存の防水層を撤去し、新しく防水層を形成するといった内容で設計を行っておりました。ところがいざ既存の防水層を撤去してみると、下にはさらに別の防水層と保護コンクリートがあり、屋上に3層の防水層があることがわかりました。
通常、新築時に1層目が作られ十数年後に劣化改修を行い、その際に1層目を残したまま2層目を形成する工法があります。しかし3層目の防水層も同じように既存の防水層を残したまま形成されており、経験や事例として聞いたことがなく、既存図からも把握できない状況だったのでかなり驚きました。
その場は設計になかった2層目の防水層まで撤去してもらうことで事なきを得ましたが、改めて思ったのは既存図が必ずしも絶対ではないこと、設計段階の建物を扱うわけにはいかない状態の中で現状把握が大変難しいことだと痛感しました。

結果としていい経験にはなったので、今後似た事例があった場合にはこの事を思い出して、臨機応変にその現場にあった工法を考えて対応していけたらと思います。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓屋上防水の改修施工途中。。。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
屋上防水施工途中