某小学校落成式 2015.04.11 DEN BLOG 皆さんこんにちは。新年度になり、気候もだんだんよくなってきました。傳設計は今年、3名の新入社員を迎えました。フレッシュに抱負をを話す姿を見て、初心にかえることの大事さを感じ、改めて緊張感を持って仕事をしています。 さて、先月の半ば、私が担当させていただいていた小学校の落成式がありました。市長さんをはじめ、議員の方、地域会の方など約100名の方が来られた大きな式典となりました。 式典では、小学生の皆さんからお礼の言葉で、廊下の休憩ベンチや生徒昇降口の吹抜けなどを気に入っていただけていると知り、設計者冥利に尽きたところでありました。 こうやって多くの方が竣工を喜んでくださるのを目の当たりにすると、設計監理を請けて、3年弱。多くの記憶が走馬灯のようにかけめぐりました。 やはり、鮮明に覚えているのは九州北部豪雨。実はこの小学校一帯は大きな被害を受けました。当初は2階建ての小学校にする予定だったのですが、被害を重く見た学校サイドから「避難できる施設にしたい」と2階建てから3階建てに変更するご要望がありました。 また、部分的な解体・建設・引越を繰り返しながら新しい施設へ建替える、ローリング工法を使って建てたので、時間もかかりました。 ✦仮設校舎を建てる ↓✦本校舎から仮設校舎に引っ越し ↓✦本校舎の建物を一部解体 ↓✦新しく本校舎を建てる ↓✦仮設校舎から本校舎へまたまた引っ越し 設計監理の期間中、発注者である小学校側の想いにどれだけ心を動かされたことか。一つひとつの工程に注がれる現場の方々の細心の注意や豊富な経験にどれだけ感心させられたことか。日々新しい学びがあり、長いようで、短く感じた期間でした。 (外観) (教室) (生徒昇降口の吹抜け) (廊下、休憩スペース) 法村 休日の過ごし方 年度末から新年度へ 一覧に戻る