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みなさん、あけましておめでとうございます。

2015.01.10

今年で3回目の年男になります江口です。

年末の慌ただしさを乗り越え、

寝正月を過ごし、

年始からまたエンジン全開で業務に励んでおります。

 

年末の慌ただしさの原因は、人生半ばにして初めて経験した木造の構造設計でした。

規模としては、約1,300㎡の平屋建てで、小規模の木造住宅とは異なり、ルート1の
許容応力度設計が必要となります。

 

 

普段は鉄筋コンクリート造や鉄骨造を構造設計を主にしているのですが、
やはり勝手が違う部分が多く、かなり苦労しました。

ただ、設計のやり方としては鉄骨造に近いです。

まず苦労した1点目は木造設計の特殊性で、構造体の部位よって木材の樹種の
選定を行うところにあります。

構造体の部位により力のかかり方が変わるため、その特性にに応じた樹種を
選定する必要があるからです。

あとは、地産地消を心掛けて、なるべくその土地の県産材を使用します。

 

 

2つ目は、木材同士の接合の仕方です。

接合方法は木材の仕口を加工した接合と金物を用いた接合の併用型となります。

通常の軸組工法とは異なりスパンが最大で13mあるため、
洋小屋組みのトラス梁を採用し、その仕口形状や金物の選定は、
仕上げの納まりやその部位にかかる力の状態を考慮して行います。

仕口形状や接合金物は多種多様なものなので、まずどうのような形状があるかを
書物やネットで調べて、把握し、上記のことを考え最善のものを選択するのに
多くの時間を費やしました。

 DSCF0780

 

新しい分野の仕事は多大なる苦労がありますが、その分多くの知識や経験を
得ることができるので、ワクワクしますねo(^▽^)o

ただ、仕事納めの前日に徹夜したため、忘年会では撃沈しましたm(_ _)m

 

 

Y.Eguchi