私事ですが、自宅のカーテン（シェード）を変えました。以前は白無地だったので病院みたいと言われたりもして、今度は少し色を入れようかと、いくつかのサンプルの中から迷いに迷って淡いオレンジがかったクリーム色のものを選んで作ってみました。

出来上がりは、正直に言えばなかなか微妙でした。オレンジ系なので前より暖かみはあるのですが、なんとなく気持ちにしっくりきません。きっと白のシェードにある潔い雰囲気が好きだったのだなぁ、と思います。その辺りの柱となる考えをしっかり持っていれば、よりよい選択ができるのだろうと実感する出来事でした。

仕事でも壁紙などの内装材を選ぶ機会があります。たくさんのサンプルの中からひとつを選ぶのはなかなか大変です。写真はフローリングなどのサンプルです。小さなサンプルを手に、それが部屋全体に貼ってあるところを想像するのですが、この作業が意外と疲れます。楽しい作業であることは間違いないのですが、迷いに迷ったりするのでどっと疲れるのでしょう。

設計の仕事を始めた最初の頃は、そのうち達人になって迷わず選べるようになる自分を想像していましたが、まだまだ修行が足りないようです。これからもまだまだ頑張るしかない！ですが、きっと何年たっても迷うのかな、とも思ったりもします。

寒暖の差が大きい季節です。みなさまも体調には気をつけてお過ごし下さい。

設計1部　緒方