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建築的視点で楽しむ散歩~街並み観察ポイントの紹介~

2025.02.12

こんにちは。 設計部2年目の今井です。

2月は中旬に差し掛かり暦の上では春となりますが、まだまだ寒さが増す一方にも感じられます。

基本的なことではありますが。体調管理の大切さを日々実感しています。

最近は健康づくりのため、休みの日に散歩をするようにしています。(まだあまり時間をとれていませんが…)

歩きながら周りを観察すると、建築的に勉強になることも多いです。

今回のBLOGでは、個人的な街並み観察ポイントを紹介したいと思います。

 

①建物の色

みなさんは、街を歩いていて何色の建物が多いように感じますか?

オフィス街だとグレーのイメージであったり、マンションだとベージュのイメージがあったりするかもしれません。

黒っぽいと堅実な印象を持ったり、白っぽいと明るい印象を持ったり、色のイメージは大切な計画要素だと思います。

遠くから見るときと、近づいてみるときで見える色が違うこともあります。

細かい白いタイルに黒地の目地が入ることでグレーに見えていたり、モザイク調のタイルで茶色やクリーム色が組み合わされてベージュに見えていたりします。

周囲の環境によって、色のイメージが変わることもあります。

街並み観察ポイントとして、遠くから見た時と近づいた時とで自分の受け取る印象の違いを考えてみるというのもおすすめです。

 

②仕上げの質感

先ほどは建物の色について書きましたが、仕上げの質感についても建物の感じ方が変わる要素だと思います。

例えば、同じダークグレーの仕上げとするとしても、

つやつやとした石調のタイルだと高級感があったり、凹凸のあるゆず肌の仕上げになると親しみやすさがでたりします。

細かな質感は、近づいて見ないとわからない部分も多いですが、注意して見てみると質感の種類の多さに気が付きます。

タイルなどの仕上げ材を設ける方が高級感のある仕上がりになりますが、塗装だけの仕上げであってもおしゃれに見せている建物もあります。

街並み観察ポイントとして、なんでもないような建物でも仕上げの質感でかっこよく見せている建物を見つけるというのも面白いです。

 

おわりに

建築の設計を行う時には建物単体を計画しますが、実際には街並みの中に建物は立つので見え方を想像しなければいけません。

その時の想像力を身に着けていくためには、街並みの中で建物を見ることの積み重ねが重要になる気がします。

散歩で健康づくりを行いながら、設計力も身に着ける、一石二鳥な習慣を続けていきたいです。