実績紹介 本妙寺仁王門

本妙寺仁王門は大正8年に建立した楼門で、当時としては珍しいRC造建造物という事を評価されて登録有形文化財に登録されている。長く地域のシンボルとして親しまれていたが、平成28年の熊本地震の被害を受けてひび割れなどの損傷を負った。本設計では地震による損傷の修復をすると同時に、今後同じレベルの地震を受けても同じような被害が生じないよう耐震壁増設等の補強設計を行っている。
補強設計に伴って、補強前は上階に鎮座していた仁王像と獅子像を地上に下ろしているが、これは像落下による2次被害の防止や重量減少による地震力の低減を図る目的で実施されたものである。

建物名称
本妙寺仁王門
所在地
熊本県熊本市
構造規模
鉄筋コンクリート造・地上1階
(最高高さ15.076m)
延床面積
建物用途
その他(楼門)
完了年月
令和4年10月
文化財登録
平成 27 年 7 月
登録有形文化財(建造物)
備考
復旧工事設計・監理

その他の実績