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建築物の定期報告調査業務

2017.02.03

皆さん、こんにちは。

傳設計 設計1部 永沼です。

最近担当した仕事で ”建築物の定期報告調査業務” についてご紹介したいと思います。

 

その前に・・建築物の定期報告制度・・・・どのようなものでしょうか?

 ⇒ホテル、病院、百貨店、共同住宅、福祉施設など多くの人々が利用する建築物は、

  火災・地震や老朽化による外壁落下などが起こると大きな被害が発生する恐れがあります。

  建築基準法では、この危険を避けるため、国が指定する建物及び特定行政庁が指定する建物の建築物、

  建築設備、防火設備及び昇降機等について、その所有者(又は管理者)は定期的に

  専門の技術者に調査・検査を行わせて、その結果を特定行政庁に報告するように義務づけています。

  定期報告制度とは、人が健康診断を受け健康を管理しているように、

  建築物も定期的に診断し良好な維持管理を行うことによって、建築物の安全性や快適性を確保することを

  目的に設けられた制度です。

一言でいうと、建物の健康診断ですね。

 

さて、下の写真が実際の調査風景です。

RIMG2241 RIMG2469

建築調査・・・屋上にも上がり、劣化調査します。     建築調査・・・外壁調査も欠かせません。

 

DSCN1117DSCN1137

建築設備調査・・・ 換気風量を測定中。          建築設備調査・・・非常用照明の照度測定中。

 

このように調査を行って、調査報告書をまとめ、管理者、所有者様にご報告いたします。

最近は、平成25に発生した長崎のグループホーム・福岡の診療所における火災による事故により、

定期報告調査の対象の見直しが行われ、対象規模・用途の範囲が拡大されております。

現在、傳設計にもご依頼を多数いただくようになりました。

当社では、定期報告のご相談を随時お受けしております。適正な価格でご見積りをさせていただきますので、

どうぞご気軽にお問合せください。